社会福祉法人武蔵野

理事長あいさつ


各位におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃より私ども社会福祉法人武蔵野へのご支援、ご協力をこころより感謝申し上げます。

少し前のことになりますが武蔵野市の第4期基本構想(05年)の中には「まちづくりの目標」として「高齢者や障害者などハンディキャップを持つ市民がいつまでも健康で生きがいを持ち、自立して生活できる地域社会を築くことをまちづくりの基本とする」とあります。「すべての人にやさしいまち」という視点で施策をすすめるということがここには明確にされています。

また近年、国の障害関係の施策は「地域移行」であり、高齢関係においても地域密着型のサービスの必要性が強調されています。総じて基本的な枠組みは「地域」であり、「障害があっても要介護状態になってもできる限り地域の中でその人らしい暮らしができるよう基盤を整備していく」(「これからの地域福祉の在り方に関する検討会」報告 ‘08年)という方向で進められています。

こうした状況を踏まえ、社会福祉法人武蔵野はさらなるサービスの向上と地域への積極的な貢献を企図してこのたび中期基本計画(案)を策定いたしました。ここでは自らの役割や社会的使命を改めて位置付け、市の施策と連動しながらその目的を果たすべく経営基盤を強化し、自律的に展開していくことを表そうとするものです。

計画は大きく分けて三つの視点で構成しています。
まず一つは、サービスを利用されている方へ質の高いサービスを提供するということです。社会福祉法人武蔵野は平成20年度に基本理念を「地域社会に役立つ」と定め、基本方針を「福祉サービスを必要とする方の基本的人権を保障し、その人らしい暮らしが送れるよう適切な支援を行う」といたしました。このことを軸に多様な展開を目指します。

二つめとしては、地域のみなさまとの相互交流を進めながら、地域社会が求めている様々な課題にも応えられるようにしていきたいと思います。公益性、公共性の追求を社会福祉法人の重要な命題として位置付けし直し、地域の福祉ニーズにも柔軟かつ積極的に取り組むことを示しています。

三つめには、そのためには法人機能の刷新、強化をはかるとともに、役割を果たすべく人材を育成し、働きがいのある職場をつくらねばならないという認識のもと、それを推し進める動きや仕組みを検討いたしました。そしてそのうえで障害者部門・高齢者部門別に今後の取り組みの内容を定めております。

福祉を取り巻く状況、制度環境の変化や財政状況の厳しさが増すというなかでの取り組みはそう容易ではありませんが、問題意識を鮮明にして、難しい課題に対しても迅速な対応、行動を心がけたいと思います。今後とも各位のご指導、ご鞭撻を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成22年1月
理事長  安藤 真洋