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小さな国際貢献 (ラオスから研修生を受け入れました)

昨年来、JICAやリハ協からの依頼で、アジアの障害者リーダー研修を受け入れてきました。今年も5月29日(月)に特定非営利活動法人アジアの障害者活動を支援する会(ADDP)の研修プログラムで、ラオス唯一の知的障害者センター(IDS)から経営者(親)4名と支援者が来訪されました。

IDSは、5歳から20歳代の障害のある子どもが通所する施設で、国の補助制度のないラオスは、海外のいろいろな団体からの寄付や家族の会費で家族の有志が運営しています。研修生は障害者総合センターでの多様な活動を熱心に見学、特に「さおり織」に興味を示していました。織物が盛んなラオスでは、不揃いでは売り物にならないが、さおり織では不揃いさの風合いを価値あるものにすることができることに驚いているようでした。また、牛乳パックから再生紙やリサイクルペーパーからの「だるまつくり」など「ラオスで実践する!」とメモを取っていました。

 

ADDP     日本のNPO。海外(ラオス)の障害者スポーツ振興支援、障害者リーダー育成セミナー開催、 障害者就労支援、職業訓練等を実施。
ラオス      東南アジアのインドシナ半島に位置する共和制国家。人口約691万人、首都はヴィエンチャン。面積は日本の約63%に相当し、国土の約70%は高原や山岳地帯である。
JICA       日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関。開発途上国への国際協力を行う。
リハ協      障害者のリハビリテーションに関する調査研究と国際的連携のもとに1964年(昭和39年)に設立。リハビリテーションの専門家や障害当事者の幅広い参加を得て、リハビリテーションの振興と障害者の社会参加の促進を目指す活動を続けています。